結束バンドとテープの違い

ケーブルを束ねるだけならテープを使っても同じ効果が得られます。

柔らかくて簡単に巻きつけられるので便利です。それでも結束バンドの方が便利であると言うことが、比較することによってわかります。主な違いは結束力です。結束バンドは樹脂のベルトでしっかりと結束することが可能です。一方向にしか締め込めない構造になっているので、締め込むほど強く締め込むことが可能です。テープの場合、結束できる力は粘着力しだいです。巻きつける回数によって結束力を高めることも可能ですが、あまり強くするとテープ自体が伸びて変形する恐れが否定できません。

結束バンドの場合、耐久性は素材の強さになります。屋内で使う分にはかなりの期間で使用することができます。テープの場合は、経年で粘着力が低下し、剥がれてくる恐れがあります。いくらなんども巻いても末端が剥がれてしまっては意味がありません。また、ケーブルが動くようなときには剥がれやすくなることも否定できません。ズレが生じることで剥がれてきて、最終的にばらばらになってしまいます。結束バンドなら動きによって緩むことはなく、そのままの結束力を維持することが可能です。

一時的な結束であればテープの方が便利ですが、恒久的に使いたいのであれば結束バンドの方が安心です。特に屋外や水がかかるようなところでは、確実に違いが現れます。価格の差はありますが、安心を保証できることが優先されるべき環境では、必須です。

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